リサーチ:PISA におけるフィリピン
PISA は、OECD が3年ごとに行う、15歳を対象とした読解・数学・科学の国際学力調査です。フィリピンは2018年に初めて参加しました。結果からわかることと、1〜6年生のうちにしっかりした基礎を身につけることがなぜ大切なのかを紹介します。
+202022年から2025年に読解で伸びた点数。3分野の中でいちばん大きな伸びです
19% → 31%基礎的な読解力(レベル2)に達したフィリピンの15歳の割合(2018年→2025年)
21%2025年に数学で基礎的な習熟度に達した割合(OECD 加盟国全体では65%)
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| 平均得点 | 2018 | 2022 | 2025 |
|---|---|---|---|
| 読解 · フィリピン | 340 | 347 | 367 |
| 読解 · OECD 平均 | 487 | 476 | 461 |
| 数学 · フィリピン | 353 | 355 | 371 |
| 数学 · OECD 平均 | 489 | 472 | 463 |
| 科学 · フィリピン | 357 | 356 | 373 |
| 科学 · OECD 平均 | 489 | 485 | 482 |
| レベル2以上 · フィリピン | 読解 19% · 数学 19% · 科学 22% | 読解 24% · 数学 16% · 科学 23% | 読解 31% · 数学 21% · 科学 32% |
「フィリピンの生徒の80%以上が、読解で最低限の習熟レベルに達しなかった。」
「フィリピンの2025年の平均結果は、2022年と比べて数学、読解、科学のすべてで上昇した。」
🌱 小さな子どもたちにとって、なぜ大切なのか
PISA は15歳を対象にしていますが、差はもっとずっと早くから始まっています。パンデミック前、世界銀行はフィリピンの10歳児の90.9%が、年齢に合った簡単な文章を読んで理解できないと推計しました。3年生までにすらすら読めるようにならないと、その後はどの教科もむずかしく感じるようになります。だからこそ、私の指導は低学年のフォニックス、すらすら読む力、数の感覚から始まるのです。
📝 PISA 形式のテストに挑戦
PISA の問題は、読解・数学・科学を実際の場面の中で出題します。たとえばバランガイ(地区)のお知らせ、トライシクルの運賃表、かんたんな実験などです。フィリピノ語による私の12問の練習テストに挑戦してみてください。問題は PISA の形式にならって私が作ったオリジナルです。
出典
- OECD (2019), PISA 2018 Results: Country note, Philippines
- OECD (2019), PISA 2018 Results: Combined executive summaries(OECD 平均)
- OECD (2023), PISA 2022 Results: Country note, Philippines
- OECD (2026), PISA 2025 Results (Volume I): Country note, Philippines。2025年の OECD 平均は、結果の発表とあわせて公表された数値です。
- World Bank (2022), The State of Global Learning Poverty: 2022 Update(フィリピンの数値は2019年のデータにもとづく)
フィリピノ語の PISA 形式テスト
実生活にもとづく3つのユニットで12問:バランガイ(地区)のお知らせ、トライシクルの運賃表、かんたんな実験。問題は PISA の形式にならって作ったオリジナルです。

